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進化するポイントプログラム すべては人々の毎日を豊かにするために 進化するポイントプログラム すべては人々の毎日を 豊かにするために
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クレジットカードに、
さらなる付加価値を
キャッシュレスの普及に伴い、クレジットカードに対するニーズは決済機能だけでなく、「利得性」「利便性」を重視する傾向が高まっています。当社は、ブランドコンセプトである「あなたの毎日に心地よい安らぎと彩りを」をかたちにすべく、ポイント優遇店の拡大や新たなポイントプログラムを世に送り出しました。
Member

島田
リテール企画部
消費者調査に基づくキャンペーン立案など、メインカード化に向けた方針策定や各種施策を推進する。

黒田
商品開発部
ポイント優遇店の拡大など新商品・新サービスの企画・開発を通して商品性のアップデートを支える。

永田
リテール企画部
プロパーカードのブランド・商品・サービス戦略などを策定し、各プロジェクトの体制構築や統括を担当。
高まる期待に応えるため、
新たな企画を模索
Chapter 1
プロジェクトが始動した背景を教えてください。

Nagata
当社のプロパーカードである三菱UFJカードは、2021年7月のリニューアル以来、継続して商品性を強化してきました。例えば、「便利」という観点からはタッチ決済機能を搭載したり、「お得」という観点からはコンビニや飲食店をポイント優遇店にしたり、2024年2月には最大19%のポイント還元をしたりと、数々の企画を打ち出してきました。
その他にもカードアプリのリニューアルを行ったり、電気料金の支払いでお得にポイントが貯まるようになったり、付帯サービスを充実させたりと様々な施策を行いましたね。
Shimada


Nagata
キャッシュレス決済が人々の生活に定着していくにつれて、決済の利得性・利便性を享受する機会が増え、求められるサービスの質も高まっていったことは間違いありません。個人向けのクレジットカードは競合他社も多いので、どこに提供価値を見出すか、当社ならではの軸を持つことを意識していました。「日常利用」をコンセプトとする新たなポイントプログラム企画が始まったのは、このような背景によるものです。
プロジェクトはどのようにして軌道に乗りましたか。

Kuroda
まず、プロジェクトのコンセプトである「日常利用」に適した優遇対象店を選定する際には、これまで当社が長年にわたって蓄積してきたデータが役立ちました。ちょうど物価高による家計負担が話題になっていた時期だったので、日常生活で利用頻度の高いスーパーマーケットや家族で楽しめる回転ずしのラインアップ増強を決定しました。当社の法人営業担当と連携しながら、各加盟店さまに今回の施策へ参画いただくことのメリットを丁寧に説明し、交渉を進めていったことを覚えています。
私が担当していたポイント還元率を高める施策では、当社のノウハウを最大限に活用しました。また、ポイント還元のサービスは、景品表示法など法令上の制約も多いので、それらの制約をクリアすることもプロジェクトを軌道に乗せる上では欠かせないミッションでしたね。
Shimada


ニーズの変化を捉え、
新サービスで
メインカード化を目指す
Chapter 2
企画を実現する上で苦労した点を教えてください。

Nagata
商品設計の面では、「お客さまのニーズに応えること」「それをビジネスとして成立させること」双方のバランスを取ることに苦労しました。ポイントプログラムは、その性質上、継続的にサービスを提供していく必要があります。そうしたことも含め、様々な制約や条件を踏まえて設計する必要がありました。
還元率や対象店舗、コスト、魅力度、システム制約に法令制約……永田さんには全方位に目配りしていただきましたね。私の担当業務では、システム対応や告知物の作成、コールセンターとの調整が、リリースぎりぎりまで続いたことを覚えています。加盟店さまをはじめとする数々の社外関係者からの協力を引き出すことにも大きな力を注ぎました。
Kuroda


Shimada
いくら還元率が高くても、ポイント還元を受けるための条件が複雑すぎると企画の魅力度は下がってしまうので、プロモーションを担当した私たちも、インパクトのある打ち出しだけでなく、条件の達成方法を分かりやすく伝えられるよう工夫しました。カードや関連サービスの利用状況、他社動向など多角的に調査し、条件達成したいと思えるような設計を構築していったことが印象的です。
今回のプロジェクトには、部署を横断して約50人超のメンバーが参加しました。一つの決定事項に基づいて進む後続工程もあるため、適切に情報共有する必要があり、定例会に加え、必要に応じて個別に関係者共有会を開くなど、課題は各部と一緒になって解決・フォローするようにしていました。関係者が多かったですが、参加者全員が「お客さまからどう見えるか」を軸に、同じ目線でゴールに向かっていたことがプロジェクト成功に繋がったのではないかと思っています。まさに、ワンチームとなって個ではできないことを実現したと言ってよいと思います。
Nagata


世の中の期待に
応えていくために必要なこと
Chapter 3
企画リリースの手応えと、今後の展望について教えてください。

Kuroda
今回の企画で、既にカードをお持ちのお客さまの優遇対象店におけるカード利用が増えたことはもちろんですが、新たにカードをお申込みいただくお客さまも増えています。優遇対象店に加わった加盟店さまは、お客さまからのニーズも高く、利用頻度の高いお店ばかりなので、多くの方々に「お得」を感じていただける商品になったと自負しています。幸いなことに、SNSなどでも高評価が多く見られるようでホッとしました。優遇対象のスーパーで、当社のカードが使われている様子を見かけると、つい顔がほころんでしまいます。
本プロジェクトは、当社経営ビジョンにもある「快適で心地よい日常を」を体現できているようにも思います。コールセンター等を通じてお客さまから多くの意見をいただいているので、良い点・改善すべき点それぞれの意見を取り込みながら、メインカードとしての価値を感じていただけるサービスを、これからも積極的に展開していきたいですね。
Shimada


Nagata
そのためには、時代と共に変化するニーズに応え続けていくこと、絶え間ないサービスのアップデートと拡充が必要だと思います。例えば、MUFGグループのアセットを活用して、銀行との協働を推し進めていくこともそのひとつでしょう。今後もお客さまの人生に寄り添い、一人ひとりの生活を支えるチカラとなる新たなサービスを提供し続けていきたいです。
