More than ever

ともにつくろう。「かつてない価値」を。

コンセプトメッセージ

画像 画像

Business

事業を知る

時代の潮流を捉えた決済サービスを開発し 快適で豊かな購買体験を届ける 時代の潮流を捉えた 決済サービスを開発し 快適で豊かな購買体験を届ける

Outline

ロイヤリティ向上や
若年層取り込みを目的とした
アプリ開発

三菱地所・サイモン社が開発、所有、運営するプレミアム・アウトレットで使用できる独自のQRコード(※)決済「PO PAY(ピーオーペイ)」が2023年からスタートしました。ポイント機能の拡充や利用額に応じた会員ランク制度の導入などにより、お客さまのロイヤリティ向上や若年層の取り込みに成功しています。

※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

Member

写真

根本

法人営業第1部

アプリの商品性検討からキャンペーン立案など、企画・提案からサービスリリース、リリース後のキャンペーン実行等のあらゆる領域を牽引。

写真

妹尾

法人営業第1部

新規ユーザー、カード会員獲得や利用促進に向けたキャンペーン立案・推進などを担当。

写真

大方

ペイメント戦略推進部

QRコード決済プラットフォームの所管部署として、アプリ画面のUI/UX検討やWebサイトの立ち上げ・業務構築を担当。

写真

高橋

システム開発部

システム開発の計画策定や推進、検証確認などを担当。

全国で利用される
アプリ開発という
大規模プロジェクトに挑む

Chapter 1

プロジェクトが始動した背景を教えてください。

写真

Nemoto

キャッシュレス化が進行するなか、QRコード決済の普及速度は目を見張るものがあります。当社でも時代に合った決済方法導入に向けてスマホアプリ向けクラウド型システムを採用しています。全国9施設(現在は10施設)のプレミアム・アウトレットを運営する三菱地所・サイモン社との商談の中で、新たなQRコード決済機能を開発するという思惑が一致し、本プロジェクトがスタートしました。
同社と共同で、提携カードである三菱地所グループCARD会員の年齢層を分析すると、若年層の取り込みが課題であることが明らかとなりました。そのため、スマホを起点とした顧客接点を強化するとともに、クレジットカードでは提供できないサービスの開発が効果的だと考えました。
スピーディな決済が可能になるQRコード決済は、利用者と店舗の双方に大きなメリットがあります。その上、アプリに多様な機能を持たせることによって、さまざまなユーザーのリアルな購買行動データを取得するということも視野に入れていました。

Okata

写真

プロジェクトを推進する上でどのような困難がありましたか?

写真

Nemoto

サービス設計をするにあたり、カード利用者としての目線だけでなく、プレミアム・アウトレットのような大規模な商業施設を利用するお客さま目線での検討も必要だったので、アンケートやコールセンターに集まった声、決済データなどから情報収集し、検証を重ねました。また、今時点の視点も必要ではあるものの、システム構築には時間もかかるので、少し先の未来を想像しながら事業を計画するよう意識しました。今回は「アウトレット」という商業施設の特徴を踏まえ、ユーザーの利便性向上、施設の売上げ向上に繋がる取組みになるよう、顧客接点方法や画面設計、UI/UXにまでこだわり抜いたので、振り返るとなかなか大変だったなと思います。
システム開発部の視点で見ても、全員が納得できる品質とサービス性を作り上げるためのアプリ開発は大変でした。また、アプリ開発と同時に、全国のプレミアム・アウトレットに設置している約2,600台の決済端末を入れ替える必要があったので、営業担当と綿密なスケジュール管理や仕様調整をしながら対応しました。なんとかリリースまでこぎつけましたが、開発途上段階では、仕様の認識相違やデザイン変更など、想定していなかった課題も多く発生していました。大規模かつ長期間の開発プロジェクトは、やはり平坦な道のりではないですね。

Takahashi

写真
写真

あらゆるシナリオを
想定し尽くした
リリースまでの道のり

Chapter 2

プロジェクト成功の鍵は何でしょうか?

写真

Seno

一言にアプリ開発といっても、決済機能が組み込まれるとなると安心・安全な基盤を構築することが非常に重要です。この点を妥協せず、利便性や利得性も併せて追及していくことが大切だと思います。
そうですね。そのため、システム開発部では、委託先でのテスト完了後、営業部で想定しているリリース後のキャンペーンなども事前に洗い出し、約1,600通りのシナリオを作成し、それらもすべて入念にテストしました。

Takahashi

写真
写真

Okata

加えて、私たちペイメント戦略推進部でも、リリース後の影響を事前に考慮し、コールセンターの問い合わせ対応策やセキュリティ対策を検討しました。さまざまな部署と協力しながら綿密に運用確認を行ったことが、このプロジェクトでは大きな意味を持ったと感じます。幸いにして、リリースから現在まで利用障害などの大きな不具合は起こっていません。
システム開発部の担当者がお客さまのもとに直接伺うことは基本的にないのですが、私やシステム開発部のメンバーは、営業担当(根本)に同行して、複数回三菱地所・サイモン社へ訪問しました。直接、打ち合わせに参加して細かな仕様調整をしたり、操作のテストを行ったりすることで、先方の要望や課題になりそうなポイントを的確に理解するように努め、リスク発生の低減に努めました。

Takahashi

写真
写真

Nemoto

普段はバックオフィス業務を担当している仲間たちを、時に現場へ連れ出すのも営業の役割ではと考えており、プロジェクトメンバーをプレミアム・アウトレットへ連れ出していました。ご来場者や各店舗の方々の反応を、自分の目で確認し肌で感じることで、ユーザーと加盟店(店舗)双方のお客さまにとっての最適な機能について、現実味を帯びて考えることができるからです。メンバーの多くが常にお客さま目線でプロジェクトを推進したことが、無事にリリースまでこぎつけられた要因のひとつだと思います。
写真

ビッグデータから
ニーズをとらえて、
お客さまと共に進化していく

Chapter 3

アプリリリース後の対応について教えてください。

写真

Nemoto

各部署がまさにワンチームとなった約2年を経て、プレミアム・アウトレット独自のQRコード決済「PO PAY」がいよいよリリースされました。無事にここまでたどり着けるか、大きなプレッシャーを感じていたのが正直なところですが、プロジェクトに関わった仲間たちを信用していたので絶対に成功すると確信していました。
私は「PO PAY」のリリース後に本プロジェクトに参加し、主にキャンペーンの立案や推進を担当しています。「PO PAY」の導入により、どのようなお客さまがいつサービス利用を開始し、どんな店舗でいくら購入したか、貯まったポイントをどう利用しているかなど、会員ごとの利用・購買データを取得し、新たなキャンペーン施策や各店舗での販促支援に活用することができるようになりました。現在はこれらの情報を元に、三菱地所・サイモン社と協働で、ロイヤリティーマーケティングの強化に努めています。

Seno

写真
写真

Nemoto

2024年10月には、利用額に応じた会員ランク制度の導入、さらには、ポイントが獲得できるゲーム機能を追加して、お客さまによりお得を感じていただけるような取り組みも行っています。
「PO PAY」はクラウド基盤を採用しているので、お客さまの声や動向に基づいた改善・サービス拡充が可能です。より快適なアプリへ進化させるために、現在も営業部やシステム開発部、ペイメント戦略推進部が連携しながらブラッシュアップを重ねています。

Okata

写真

今後の展望について教えてください。

写真

Nemoto

「PO PAY」の導入によって、アウトレットへの来場者層は狙い通り20~30代が増えたほか、来場頻度や買い回り店舗数も上がり、一人当たりの年間購買単価も高くなっています。つまり、利用者の満足度が高まったと判断できると思います。
提携先と共に成長していくこのサービスは、今後もニーズに応じて柔軟に機能拡充していく予定です。ディベロッパーや商業施設、ドラッグストア、スーパーなど、さまざまな業種への展開も見込み、各企業への提案を進めています。

Okata

写真
写真

Takahashi

当社の決済インフラは品質の高さを誇っていますが、システム構築に時間がかかっているのも事実です。これからはデジタル技術を活用して、スピード感をもって高品質なサービスを提供していくことが重要なミッションだと感じています。
当社の強みは、クレジットカードにとどまらず、提携先のニーズや実現したいことに即した決済インフラをオールインワンで提供できることです。もちろん、業務では高い専門性を求められる場面も多いですが、お客さまの期待を超えるサービスを提供・実現できるノウハウを備えていることを、当社社員として誇らしく思っています。

Nemoto

写真
写真

Other Contents

TOP