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三ツ木 / 総合職 信用企画部 2014年入社

PERSON INTERVIEW

所属部署のミッションについて

お客さまに正しくクレジットカードをご利用いただくためには、適切な与信管理が必要です。与信とは、お客さまの支払い能力に応じて、契約通りの支払いが可能かどうかを信用情報をもとに的確に判断し、適切な利用可能枠を設定することです。お客さまの支払い能力を超える利用可能枠を設定してしまうと延滞リスクに繋がり、逆にお客さまの支払い能力に比べて枠が小さすぎると利用阻害リスクに繋がります。私が所属する信用企画部は、これらのリスクを抑制しつつ、当社の利益最大化に貢献することをミッションとしており、カード申込(初期与信)、カード利用(途上与信)、債権管理という与信管理における全領域の中枢を担う部署です。3,000万人以上いる当社のお客さまのリスクを正しく管理して、安全・安心に利用していただける環境を提供することが、社会への貢献に繋がると実感しています。

印象に残っているエピソードについて

私は、主に信用リスクの予測業務を担当しています。マクロ環境や過去実績、直近の会員利用動向など、多角的な情報収集を通じて債権回収率や延滞費用を予測し、予算策定や実績集計を行っています。前部署では、電子マネーを利用できる加盟店を増やすための営業支援業務を行っており、「担当案件の計画を達成すること」への意識を強く持っていたのですが、現部署に異動してから、上司に「数字の良しあしを事実として捉えることは必要だが、大事なのはその背景に何があるかを考えることだ」と言われました。例えば、延滞件数を計画通り抑制できていても、トップライン(会員獲得)が不調であるがゆえの計画達成であれば会社としては良い結果とは言えません。この場合、与信判断基準を見直すなど、トップライン増強に舵を切る必要があります。このように、自分の担当業務が計画達成したか否かで一喜一憂するのではなく、全社最適目線で「なぜこの結果になったのか」という背景を確認するようになりました。予測業務の難しさは、決まった手法や唯一無二の正解が存在しない点です。特にコロナ禍という特殊な状況で、信用リスクを適切に予測するのは非常に難しいですが、自分なりに試行錯誤しながら仮説検証を繰り返す面白みを感じています。この業務を通じて、全体を俯瞰して分析・判断するスキルが身に付いたと感じています。

仕事をするうえで意識していることについて

現部署では膨大なデータを扱う業務が多いため、データ分析に関する勉強を行い、現行業務に活かせるように新たな知識の習得に励んでいます。これに限らず、日頃から新たな取り組みに積極的に関わり、多くの経験を通じて知識の引き出しを増やすことを心がけています。当社には豊富な研修プログラムがあるので、興味のある研修を積極的に活用していますが、なかでも特に印象に残っているのが「イノベーター育成研修」。この研修は、Fintechの成功事例やデータビジネスから新規事業の原理原則を学び、事業アイデア創出の考え方や検証方法を理解する研修です。チーム毎に半年かけて決済に関する新規事業を立案し、最終的には社長・役員へのプレゼンを通じてアウトプットを行いました。研修に参加するまでは前例のないことをゼロベースで生み出すことに苦手意識がありましたが、この研修を通じて、「とりあえずやってみる」という習慣が身に付きました。もちろん、時にはやってみてうまくいかないこともありますが、当社には挑戦による失敗をとがめない風土があるので、新しいことにも失敗を恐れず好奇心旺盛に取り組めるようになりました。今後は、この研修で得た経験を活かし、新たなサービスの立ち上げなどの業務に携わりたいと考えています。