島田/社内SE

システム開発部
2021年入社

入社までのキャリア

2013年 銀行系システム開発会社勤務
2018年 ITコンサルティング会社勤務
2021年 入社

大学卒業後は、地元のシステム開発会社で銀行システムの開発業務に携わっていました。銀行業務を支えるため、システムの安定稼働がシビアに求められます。コードを書くにも隅々まで厳格にルールが定められていて苦労しました。ですが、エンジニアとして確固たる基礎を構築できたのは、厳しい要求に応えるために悪戦苦闘した、あの日々があったからに違いありません。

入社を決めた理由

当社に入るまで、少し金融業界から離れていた期間がありました。独立系ITコンサルティング会社でERP(統合基幹業務システム)やBIツールの開発に従事していたのです。トレンドのシステムに触れることができる喜びは小さくなかったのですが、一方では社会インフラである金融システムの重要性を改めて実感したのも事実です。ふつふつと、再び金融業界に携わりたいという思いが込み上げてきました。

当社への入社を決めたのは、最初に入社した地方銀行と同系列の金融機関であることが大きいと思います。同じようなシステム開発のパートナー会社を選んでいるため、システム設計書などのドキュメント体系や開発フローが似ていて、キャッチアップしやすいと考えたからです。さらに育児休業などの制度が整っていることも決め手になりました。

しかしながら、当社のような業界最大手の企業で、培った技術を活かすことができるのだろうかという不安は、なかなか拭うことができませんでした。そんな自信の持てなかった私に、採用担当者の方が寄り添ってくれたことも入社への決断を後押ししてくれました。

実際に入社してみて

入社前に想定していたとおり、開発フローや業務ツールなど、一社目の地方銀行と類似の部分が多いことにまずは安心しました。ですが、クレジットカードのシステムは、銀行と比べて外部接続や周辺システムが多く、構造が複雑です。戸惑う気持ちもありましたが、同時に挑戦心が湧きたちました。

当社の経営戦略として、未来を見据えた新たなサービス開発プロジェクトがあります。私のチームではカード会員さまや加盟店さまの新たなニーズに応えるため、具体的にはスマホアプリを使ったモバイル決済サービスを提供するF&M(フロント&ミドル)システムの開発を行っています。

当社提携先向けのスマホアプリ開発プロジェクトへの参画。現行の決済機能をさらに拡充させるプロジェクトでしたが、最初に取り組んだ案件だけあって、愛着を感じています。機能拡張にあたっては自社開発だけではなく各種ASPサービスとの連携を提案し、工期が短く安価なシステムリリースを実現しました。このとき機能分担やネットワーク構成について、たくさん学ぶ機会をもらったことが、少し私の自信を深めてくれたように思います。

今後のビジョン

私たちの部署では、外部のクラウドサービスの活用など、技術トレンドを追ってさまざまな新しい取り組みをしているため、当社では前例のない課題に直面することも少なくありません。けれど、それら一つひとつ解決していきながら、最終的にシステムをリリースできたときに大きなやりがいを感じます。

私たちの開発したF&Mシステムは、パッケージとして提携先企業のアプリに組み込んでもらうだけで、モバイル決済を実装することができます。0からのアプリ開発と比べ低コスト・短納期で導入できるのが強みというわけです。MUFGグループの一員という強固な基盤を持つことが私たちの強みである一方、ベンチャー企業にも負けない軽いフットワークを活かし、お客さまの期待に応えていきたいと思います。

個人的には全国自治体やローカル企業のスマホアプリに導入することができたら面白いのではと考えています。そうすれば、全国の提携カード会社やカード会員さまにも、多くのメリットを還元できるのではないでしょうか。これからもカード会員さまや加盟店さまのニーズに沿った新しいサービスを提供していくため、さらにF&Mシステムが社会インフラを担えるようなサービスにするため、より効率的かつ安全にシステム開発を進めていきたいと思っています。

COLUMN

1日の主なスケジュール

仕事は朝のメールチェックからスタート。日中は、要件のすり合わせや外部BP(協力会社)の開発状況などの確認や会議が主になります。リリース直前などは残業もありますが、基本的には自分のライフスタイルに合わせて働けます。

オフタイムの過ごし方

当社では連続休暇を取得する制度があって、オフの予定が立てやすいことがうれしいですね。夫と一緒に、遠方へドライブに出かけることもあります。仕事は持ち帰り不可ですから、オン・オフの切り替えがしやすいと思います。

役に立っている制度

当社の福利厚生制度を活用すると、リゾート施設を格安で利用できます。特に外資系のホテルをよく利用していて、今後の休暇はどこに行こうって楽しみで仕方ありません。最高のリフレッシュ時間を過ごせるので、本当にお勧めです。