柳生田 オーソリ統括部 2021年入社／総合職

仕事内容 Works

オーソリ統括部の最大のミッションは、クレジットカードの不正利用を未然に防ぎ、お客さまに「快適・安全・安心」な決済環境を提供することです。その中で私は不正抑止ツールを活用して不正利用の検知精度を向上させる役割を担っています。不正利用の手口は、年々巧妙化しており、安全な決済インフラを維持するためには、膨大な決済データを分析し、傾向を見極めて適切な対策を講じることが欠かせません。自身が携わった施策が不正被害の抑制に繋がったときは、自身の業務の社会的役割を感じることができ、継続的な挑戦へのモチベーションが掻き立てられます。また、不正被害を抑制するために、疑わしい取引を全て止めてしまうとお客さまの快適な決済を妨げてしまうこともあります。そのため、自社の不正検知システムや国際ブランドから提供される不正検知ツール等様々なソリューションを重層的に活用し、「いかに真正（お客さまご自身のカード利用）なご利用を阻害せずに不正利用を削減するか」という点を意識して業務に取組んでいます。

印象に残っているエピソード Episode

当社は、一人ひとりが当事者意識を持ち、新しい挑戦を歓迎する環境を大切にしています。私が主導した「リスクベース認証」へのAI技術導入は、その象徴的な取り組みでした。
リスクベース認証は、ユーザーのアクセス環境を多角的に分析し、より確実な本人認証を実現する仕組みです。分析項目は数千に及び、精緻な条件設定には高度な専門知識と膨大な作業負荷が伴います。そこで、AI技術を導入することで、業務負荷を大幅に軽減しつつ、不正検知精度を飛躍的に向上させることを目指しました。
経験の浅い私にとって、企画から導入、実装まで全プロセスを担うことは大きな挑戦であり、緊張感もありました。しかし、短期間で新たな知識とスキルを習得できたことは、恐れず挑戦したからこそ得られた成果です。
「迷ったときは『なぜ』を3回繰り返す」――これは、上司から授かったアドバイスであり、今も判断に迷った際の指針となっています。この経験を通じて、私は挑戦することの価値と、自ら成長を切り拓く力を確信しました。