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「便利の幅」を変える。45億枚の前進 春田 絢子 国際ブランド部(2008年入社)

ブランドとの架け橋

春田が所属するのは、国際ブランド部。この部署は、世界的な決済機構(=国際ブランド)との窓口となって、さまざまな案件の契約締結や手続き、国際ブランドが発信する情報の社内共有が円滑にできるよう活動している。現在、三菱UFJニコスが連携している国際ブランドは「Visa」「MasterCard®」「American Express®」「JCB」そして近年加わった中国発のブランド「銀聯(ぎんれん)」の5つ。この5つの国際ブランドのライセンスを活かし、多様化するお客さまのニーズに応えている。これら国際ブランドとの良好な関係性を維持し、かつ発展的な連携をおこなっていくためには、春田たちの国際ブランド部の力が不可欠なのだ。

発展的な連携

春田が参画したプロジェクトは、そんな国際ブランドとの“発展的な連携”の良い事例といえるだろう。プロジェクトの概要は、アクワイアリング推進企画部やシステム開発部と連携し、銀聯カードのEMV化推進を実現するものだった。“EMV化”とは、国際的な仕様に沿って、磁気カードからセキュリティが強固なICカードに移行したり、それに付随する決済端末もICカードに対応していくこと。春田たちのプロジェクトは、これまで銀聯カードの磁気カードのみに対応していた三菱UFJニコスの決済端末を、ICカードへも対応させることがミッションである。そのなかで、銀聯ブランド本国とのパイプ役となったのが春田だったのだ。

さきがけの苦難

「当社以外の端末でも、まだまだ銀聯のICカードに対応しているものは多いとはいえません。ただ、近年急増している訪日中国人のお客さまの視点で考えると、今回のプロジェクトは急務です。でも、銀聯ブランドはVisaやMasterCardなどと比べ連携の歴史が浅く、今回初めて踏む手続きも多かったので、当初想定していたよりも困難でしたね」
銀聯カードは、45億枚を超える発行枚数世界一のカード。中国国内ではVisaやMasterCardよりも利用できる店舗が多く、中国国民が日々持ち歩いている“お財布がわり”のカードなのだ。日本に観光に来る中国の方々がよりスムーズに銀聯カードでショッピングできるように、ICカードへの対応は迅速に進めねばならない。つまりは“便利の幅”を変えていくのが今回のプロジェクトの骨子。しかし、銀聯ブランドとの連携の歴史が浅いこと以外にも、春田を悩ませる壁があったのだ。

苦手を苦手のままにしない

「実は英語に苦手意識が強かったんです。この部署に赴任してからも、それまでは日本語での対応がメイン。でも今回の銀聯ブランドとの対応や書類手続きはすべて英語でした。最初の頃は、『失敗したらどうしよう』と不安に押しつぶされそうでした」
しかし、苦手意識を克服するための、春田の行動は素早かった。まずは社内で英会話の講座を受講する機会があり参加。さらに、毎日英語を聴きながら通勤したり、英語の書物に積極的に目を通したり、英語漬けの日々を自らに課していった。“目に見える成果が欲しい”という想いから、TOEICへの挑戦も始めていた。もちろん英語は一朝一夕では、なかなか思うようには上達しない。しかし、英語に日々触れている自信から、苦手意識は徐々になくなっていったのだった。

プラスの循環

「苦手意識がなくなったことで、やはり当初より業務はスムーズに進むようになりましたね。社内の担当からの要望を銀聯ブランドに伝える際、対応を急いでもらったり、ときには強く意見したりすることもありますが、そういう難しい折衝の場合でも、自信を持ってコミュニケーションできるようになったと思います」
以前より英語のスキルが上がり、業務に対する自信がつき、さらに銀聯ブランドに関するノウハウが高まっていく。この好循環に比例するように、プロジェクトの進行は加速していった。そして、プロジェクト開始から約1年。ついに銀聯ICカードへの対応が始動したのだ。

人、熱意、変化

「あくまで私たちのグループは、プロジェクトのサポート役。達成感というより“安心した”というほうが正直な感想ですね。でもまだ別の端末での対応も残っているので気は抜けません」
プロジェクトを通じて、春田にはさまざまな部署の人たちとのつながりが生まれ、相談できる相手が増えていった。逆に“銀聯のことなら春田に聞け”、少しずつそんな頼られる立場になってきた自分を誇らしくも思えていた。
「結局仕事って“人”だと思うんです。私はこれまで本当に“人”に恵まれてきました。尊敬できる上司や先輩、刺激を与えてくれる後輩など、一緒に働けてよかったと思える人がいる三菱UFJニコスの職場環境はとても魅力的です」
企業とは、人。人の熱意が集結してこそ、新たなCHANGEが生まれる。そこに春田も気づいたのだ。
「企業によって社員のカラーがいろいろ違うのは、学生時代の就職活動で知りました。“ここで働きたい”と感じた私の決断は正解だったと思います」

  • 「いまある価値」を変える。ポイントを新たなステージへ 安藝 大輔 経営企画部 経営企画グループ(2002年入社)
  • 「定石」を変える。新サービス誕生の裏側で 工藤 望 戦略事業部 戦略事業第2グループ(2007年入社)
  • 「企業の顔」を変える。“素人”だからこその、ものづくり 荒川 綾子 EC推進企画部(2007年入社)
  • 「人の流れ」を変える。真のグローバル化への道 菊川 尚徳 アクワイアリング開発部 EC・IC開発グループ(2006年入社)

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